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血統分類について

【血統分類について】
ブラッドバイアス血統馬券プロジェクトでは、およそ4000頭におよぶ種牡馬データを、その祖先や産駒の傾向に応じて、いくつかの分類方法でグループ分けを行っています。
グループ分けを行うのは、一見すると違う種牡馬が並んでいるようにみえても、実はその種牡馬たちは同じ特徴を持っていることがあるからです。
特に大穴馬券が発生する時には、ブラッドバイアス血統馬券プロジェクトで共通のグループに分類された馬が上位を独占するケースが見られます。

たとえばブラッドバイアスの参考レースに取り上げたみなみ北海道Sは1〜3着馬の種牡馬は、順にメジロライアン、フレイズ、マリンエンバードと異なる種牡馬ですが、大系統ではノーザンダンサーという同一のグループになります。
しかも、このレースでは大系統ノーザンダンサー系の出走は3頭のみ。
大系統の分類方法が分かれば、レースの偏りを一目で見抜けるわけです。

また、重賞レースなどは、過去の同一重賞での上位入線馬、穴で馬券になった馬の「共通項」が見られることが多々あります。
ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクトでは過去の同一重賞の馬券対象馬を一覧で見られますので、種牡馬名を見ているだけでは気づきにくい穴の共通項を発見することも可能です。

例)阪神JF

このレースの1〜3着馬の馬には、父か母父が小系統グレイソヴリン系を持っている共通項がありました。
そして、このレースでは父か母父が小系統グレイソヴリン系の馬が、この3頭しか出走していなかったのです。


【分類方法の種類】
ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクトでは種牡馬を以下の3つの方法で分類します。

【大系統】
大系統は種牡馬の祖先(父系)を以下の9つの系統に分類します。

ターントゥ系
ノーザンダンサー系
ナスルーラ系
ネイティヴダンサー系
へロド系
マッチェム系
マイナー系
セントサイモン系
ハンプトン系

【小系統】
小系統は大系統をさらに細かく分類したものです。

例えば
ヴィクトリーの父はブライアンズタイム
ロックドゥカンブの父はレッドランサム
ダイワスカーレットの父はアグネスタキオン
ドリームパスポートの父はフジキセキ

それぞれ、種牡馬は異なりますが、大系統(9大系統)のなかではすべてターントゥに最初にたどり着くために、大系統はターントゥ系となります。

大系統ノーザンダンサー系との比較では、やはりターントゥ大系統系同士の方がイメージ(馬券になりやすい条件)の傾向には共通項があります。

ただし、同じターントゥ系でもSSを経由するターントゥとそうではないターントゥ系では微妙に特色が異なります。(必ずしも細かい方がいいわけではないのはないのですが)
このような、大系統では括れないイメージそのを小系統はフォローします。

小系統の場合、アグネスタキオンフジキセキサンデーサイレンスを経由するためSS系
ヴィクトリー、ロックドゥカンブはSSを経由せず、ロベルトを経由するためにロベルト系となります。

【国別分類】
大系統を小系統ではなく、国別の特性に分類したものが国別分類です。

日本型=SS産駒と高速馬場誕生以降の日本の芝中距離競走での主流血脈
代表系統…SS系

旧日本型=SS登場以前の日本の競馬の主流血脈
代表系統…ノーザンテースト系、プリンスリーギフト系、マイバブー系

米国型=テンから飛ばしての持続力勝負、ダート適性が強く問われる競走での主流血脈
代表系統…ミスタープロスペクター系、ボールドルーラー系、ヴァイスリージェント系

欧州型=凱旋門賞に代表される欧州の芝長距離競走での主流血脈
代表系統…サドラーズウェルズ系、ダンチヒ系、ネヴァーベンド系

国別分類には主に2つの意義があります

・小系統、大系統よりもシンプルな分類
・小系統、大系統の分類への絶妙な味付け

たとえば、ウオッカの父タニノギムレットはロベルト系ですが、ロベルト系の中では異色の存在です。
ロベルト系はダート、スタミナ指向の強い中山の芝を得意としますが、タニノギムレット産駒は中山には向きません。
これは他のロベルト系よりも、SS系が武器とする瞬発力が強調されたタイプが多いからでしょう。
そこで他のロベルト系とは違った分類をしたい=他のロベルト系よりも日本指向が強いので日本型となるわけです。
つまりタニノギムレットは日本型のターントゥ系となります。
これは、日本型のターントゥ系であるSS系と近く、タニノギムレットの父でもあるロベルト系のブライアンズタイムよりもSSに近いグループだと分類するわけです。

他にも国別分類がイメージ分けに絶妙なスパイスとなる例を出しましょう。

サンアディユピンクカメオクロフネの父はフレンチデピュティ
メイショウサムソンテイエムオペラオーの父はオペラハウス
ヴァーミリアンソングオブウインドの父はエルコンドルパサー

フレンチデピュティとオペラハウスはどちらも大系統ノーザンダンサー系です。
ところがブラッドバイアス・血統馬券プロジェクトの国別分類ではフレンチが米国型、オペラハウスは欧州型となります。
なぜなら、フレンチデピュティは欧州型にはあまり持ち合わせていない前向きな気質、ダッシュ力を強く持っています。
これはどちらかというと、米国型のミスプロ系の代表であるフォーティーナイナーに近いタイプとなります。
したがって、ノーザンダンサー系では主流の欧州型とは異なるタイプに分類すべきなのです。

エルコンドルパサーはフォーティナイナーと同じミスプロ系種牡馬です。
しかしエルコンドルパサーは自身の競走成績も、産駒の傾向も母父のサドラーズウェルズに近い特性を持った馬が数多く出現します。
よってエルコンドルパサーは米国型とは一線を画す、欧州型のミスプロ系とすべきと考えました。

実際エルコンドルパサー産駒はJCダートに代表されるように、欧州型のブライアンズタイムに強いレースで実績を残しています。

ブライアンズタイムもダート適性が高い(米国指向も持ち合わせた)欧州型
エルコンドルパサーもダート適性が高い(米国指向も持ち合わせた)欧州型

どちらも同じになりますよね?
このように国別分類は、小系統、大系統だけでは重大なイメージの相違に繋がりかねない要素を、絶妙なスパイスでフォローしてくれるのです。

また、国別分類は、父、母父との組み合わせでもたった16通りのパターンに分類できます。

これには2つの利点が存在します。

・大系統、小系統よりもサンプルを絞れる
・大系統、小系統よりも有益な方向でサンプルを見られるケースもある

データのサンプルは、大雑把に絞れれるほど効果を発揮します。
極端な話、データを○と×に分けることができて、○の出走馬が1レースに3頭ぐらいで、それがいつも来るのが究極といえるでしょう(究極なので当サイトはまだその次元のパラメータは存在していませんが)

国別分類はたった4つのパターンで競走馬をグループ分けできます。
父と母父の組み合わせでも16パターンにすべての競走馬を分類できます。
これだけのシンプルな分類でも明確に傾向が出るケースがあります。
オッズ決定要素とはあまり関係のないファクターは、分類を大雑把に絞るほど、傾向は出にくいものですから、競馬予想においては大変有効だといえるでしょう。